11月30日(日)
Rd3 岡山国際サーキット
TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2025関西シリーズ第3戦
岡山国際サーキット
3.703km×10周
岡山国際サーキット
3.703km×10周
#38:内藤 章太
予選:歯車が噛み合わなかったアタック
予選A組。周囲には速いドライバーがひしめく状況下、私たちは「スリップストリーム」を最大限に活用してタイムを削り出す作戦を選択しました。
ターゲットとしたのは#557 河崎選手。しかし、コースイン直後の位置取りで想定していた距離感を掴めず、アタックの1周目で隊列から離れてしまう誤算が生じます。その後、他の選手のスリップを利用しようと試みるも、トラフィック(混雑)に阻まれ、リズムを掴みきれません。
そして、ベストタイム更新が見えていた重要な周回。勝負をかけたシケインへの飛び込みで、痛恨のブレーキングミス。その代償は大きく、結果はA組5位、総合10番グリッドからのスタートとなりました。
シリーズ4位を争うライバル、#600 KAKEYAN選手に先行を許したことは非常に悔しい結果でしたが、決勝での巻き返しを誓い、気持ちを切り替えました。
ターゲットとしたのは#557 河崎選手。しかし、コースイン直後の位置取りで想定していた距離感を掴めず、アタックの1周目で隊列から離れてしまう誤算が生じます。その後、他の選手のスリップを利用しようと試みるも、トラフィック(混雑)に阻まれ、リズムを掴みきれません。
そして、ベストタイム更新が見えていた重要な周回。勝負をかけたシケインへの飛び込みで、痛恨のブレーキングミス。その代償は大きく、結果はA組5位、総合10番グリッドからのスタートとなりました。
シリーズ4位を争うライバル、#600 KAKEYAN選手に先行を許したことは非常に悔しい結果でしたが、決勝での巻き返しを誓い、気持ちを切り替えました。
決勝:決定打を欠いた10位フィニッシュ
10番グリッドから迎えた決勝。スタートの蹴り出しは決まったものの、オープニングラップの混乱の中でポジションを上げることができず、むしろ後方からのプレッシャーに防戦一方の展開を強いられました。
その後は、チームメイトである#111 千葉選手と連携し、果敢に前方を狙う姿勢を見せましたが、ライバルたちも隙を見せず、オーバーテイクのチャンスを作り出すことができません。レースは膠着状態のまま進み、最終的に順位を動かすことができないまま10位でチェッカーを受けました。
その後は、チームメイトである#111 千葉選手と連携し、果敢に前方を狙う姿勢を見せましたが、ライバルたちも隙を見せず、オーバーテイクのチャンスを作り出すことができません。レースは膠着状態のまま進み、最終的に順位を動かすことができないまま10位でチェッカーを受けました。
レースを終えて — 「組み立て」の再構築とグランドファイナルへの誓い
このレースの結果、シリーズランキング5位を死守し、目標としていたグランドファイナルへの出場権を手にすることはできました。しかし、その内容は決して満足のいくものではなく、悔しさが強く残る週末となりました。
以前からの課題に対し、少しずつ改善の手応えは感じているものの、勝負どころでの「決定打」に欠け、ライバルと競り合う土俵に上がりきれませんでした。その根本的な原因は、予選から決勝を見据えたレース全体の「組み立て」不足にあります。肝心な場面でのミスも、この準備不足が招いた結果だと痛感しています。
次戦、シーズンの集大成となるグランドファイナルには、チーム監督も選手として出場されます。数々の激戦を制してきたチーム監督が、どのようにレースを組み立て、勝利を手繰り寄せるのか。その姿を間近で学び直し、しっかりと自分の糧にしなければなりません。
エースナンバーを背負う者として、ただ出場するだけでなく、確かな結果を残すために。この悔しさを原動力に変え、自身の走りを再構築して挑みます。
皆様の熱いご声援、ありがとうございました。次なる大舞台も応援よろしくお願いいたします!
以前からの課題に対し、少しずつ改善の手応えは感じているものの、勝負どころでの「決定打」に欠け、ライバルと競り合う土俵に上がりきれませんでした。その根本的な原因は、予選から決勝を見据えたレース全体の「組み立て」不足にあります。肝心な場面でのミスも、この準備不足が招いた結果だと痛感しています。
次戦、シーズンの集大成となるグランドファイナルには、チーム監督も選手として出場されます。数々の激戦を制してきたチーム監督が、どのようにレースを組み立て、勝利を手繰り寄せるのか。その姿を間近で学び直し、しっかりと自分の糧にしなければなりません。
エースナンバーを背負う者として、ただ出場するだけでなく、確かな結果を残すために。この悔しさを原動力に変え、自身の走りを再構築して挑みます。
皆様の熱いご声援、ありがとうございました。次なる大舞台も応援よろしくお願いいたします!
#138:岡部 晃大
予選:ギリギリの挑戦と、お客様との連携
予選当日は、まさに薄氷を踏む思いでのスタートでした。単独走行でのタイムでは決勝進出が危ぶまれる状況だったため、私たちはチームミッドレスのお客様である#478 深山選手、#55 飯田選手、#280 小田選手の背後につかせていただき、スリップストリームを活用して少しでもタイムを削る作戦に出ました。
コース上では少しずつ離されそうになりながらも、必死に食らいつき、自分自身の限界を超えて走行。その結果、2分00秒台というタイムを記録し、MT車両最下位というギリギリの順位ながら、なんとか決勝進出の切符を掴み取りました。お客様の協力なしには成し得なかった、チーム一丸での通過でした。
コース上では少しずつ離されそうになりながらも、必死に食らいつき、自分自身の限界を超えて走行。その結果、2分00秒台というタイムを記録し、MT車両最下位というギリギリの順位ながら、なんとか決勝進出の切符を掴み取りました。お客様の協力なしには成し得なかった、チーム一丸での通過でした。
決勝:不安を払拭したスタートと、ライバルとの激闘
決勝レース。スタート練習を十分に積めていない中、周囲をCVT車両に囲まれるという状況に大きな不安を感じていました。しかし、集中力を高めてクラッチを繋ぎ、無事にスタートを切ることができました。
レース中盤、前方ではスピンや接触が発生する荒れた展開となりましたが、私の視線は一点に集中していました。それは、ドライバー候補生3人が共通してライバルに掲げていた、#48 古川選手の背中です。
「絶対に負けたくない」。その一心で必死に追いかけ、オーバーテイクに成功。その後はポジションを死守し、45台出走中、41位スタートから順位を上げ、34位でチェッカーを受けました。
レース中盤、前方ではスピンや接触が発生する荒れた展開となりましたが、私の視線は一点に集中していました。それは、ドライバー候補生3人が共通してライバルに掲げていた、#48 古川選手の背中です。
「絶対に負けたくない」。その一心で必死に追いかけ、オーバーテイクに成功。その後はポジションを死守し、45台出走中、41位スタートから順位を上げ、34位でチェッカーを受けました。
レースを終えて — 「完走」の価値と「準備」の重み
チェッカーを受けた直後、正直なところ34位という順位に喜びを見出すことができず、「何ができて、何ができなかったのか」と自問自答を繰り返していました。しかし、チーム監督からお褒めの言葉をいただき、周囲からも「この厳しいレースで完走すること自体に大きな意味がある」と声をかけられたことで、ハッとしました。
レベルの高いYaris Cupという舞台で、デビュー戦から高望みしすぎていた自分に気づき、改めて無事に完走できたことを素直に喜ぶことができました。
今回、ドライバー候補生となってからチーム監督が常々口にされていた「何事も準備」という言葉が、強烈に心に残りました。ライセンス取得からレースまで1週間という短期間だったからこそ、その重みを痛感しています。これはレース活動に限らず、仕事や人生のあらゆる場面で通じる教訓として、決して忘れないようにしたいと感じました。
まずは、このような挑戦の機会をくださったこと、的確なアドバイスをくださったチーム監督やエースドライバー、そして先にデビューして背中を見せてくれた同期の戸上選手や田中選手、サポートしてくださった全ての方々に心から感謝いたします。
次戦は6時間耐久レースでのドライバーを担当させていただきます。スプリントレースとは異なる戦いになりますが、今回得た経験と教訓を活かし、チームに貢献できるよう精進してまいります。
応援ありがとうございました!
レベルの高いYaris Cupという舞台で、デビュー戦から高望みしすぎていた自分に気づき、改めて無事に完走できたことを素直に喜ぶことができました。
今回、ドライバー候補生となってからチーム監督が常々口にされていた「何事も準備」という言葉が、強烈に心に残りました。ライセンス取得からレースまで1週間という短期間だったからこそ、その重みを痛感しています。これはレース活動に限らず、仕事や人生のあらゆる場面で通じる教訓として、決して忘れないようにしたいと感じました。
まずは、このような挑戦の機会をくださったこと、的確なアドバイスをくださったチーム監督やエースドライバー、そして先にデビューして背中を見せてくれた同期の戸上選手や田中選手、サポートしてくださった全ての方々に心から感謝いたします。
次戦は6時間耐久レースでのドライバーを担当させていただきます。スプリントレースとは異なる戦いになりますが、今回得た経験と教訓を活かし、チームに貢献できるよう精進してまいります。
応援ありがとうございました!
