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11月15日(日)

Rd3 富士スピードウェイ

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2025関東シリーズ第3戦
富士スピードウェイ
4.563km×8周

#38:内藤 章太

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予選:スリップストリームを巡る混戦と失速

朝一番に行われた予選は、ストレートスピードを最大限に引き出すための「スリップストリーム戦略」が鍵となりました。ピットエリアが前方にあったため、スリップを使えるターゲットが限られる中、#919 森川選手を唯一のターゲットとしてコースインしました。

しかし、アウトラップではスリップを狙う車両同士の渋滞が発生。#61 咲川選手を挟んでスリップを利用しようと試みましたが、セクター3で咲川選手がスピンしてしまうという予期せぬアクシデントが発生。この混乱により、#82 内田選手との車間が詰まったままアタック開始となってしまいました。

その後も先行車に詰まり、十分にペースを上げられないまま走行を続けます。後半、#61 咲川選手と合流する形でなんとかタイムをまとめ上げ、2分15秒975をマーク。結果はB組7番手、総合14番グリッドからの出走となりました。

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決勝:最終コーナーに泣いた1/1000秒差の結末

14番グリッドから、決勝レースがスタート。スタートをうまく決め、#6 沖ノ井選手と並びかけますが、混乱の中で先行を許し、ポジションをキープして周回を重ねます。

レースが動いたのは3周目のBコーナー。イン側に入り、見事に#6 沖ノ井選手を先行してポジションアップを果たしました。さらに4周目には、前方を走る#831 橋本選手がコース外に押しやられるアクシデントが発生し、一気に12位へと浮上します。

しかし、運命の最終コーナー。立ち上がりでの加速勝負となり、再び#6 沖ノ井選手と並ぶ形に。フィニッシュラインでは、わずか1/1000秒差という超僅差で敗れ、最終的に13位でのチェッカーとなりました。一瞬の判断と加速力が勝敗を分ける、厳しい現実を突きつけられた瞬間でした。
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レースを終えて — 課題は「勝負所」。自ら流れを変える決意へ

今回のレースを振り返り、大きな課題を見つけました。それは、「ポジションを上げるチャンスがあったにもかかわらず、バトルに参加できなかった」という点です。

決勝中、上位の車両がトラブルでペースを落としてドロップしてくる場面が何度もありましたが、そこに果敢に勝負を仕掛けることができませんでした。これは、私自身のレースの組み立てが甘かったこともありますが、それ以上に「ここなら自分の方が速い」と断言できる絶対的な強みや優位点をレース中に作り出せなかったことが、最大の要因だと感じています。

次戦は、シリーズランキング上位がかかる重要な一戦、岡山国際サーキットでの戦いとなります。

前回の岡山の反省を深く活かし、受け身ではなく攻めの姿勢で。「勝負所」を相手任せにするのではなく、自ら作り出すという強い決意を持って、次戦に挑みます。

皆様の熱いご声援を力に変え、必ずや勝利に繋がる走りを実現できるよう、チーム一丸となって研鑽を積んでまいります。次戦もどうぞご期待ください!
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TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2025関東シリーズ第3戦  NOVICE
富士スピードウェイ
4.563km×8周

#138:田中 凜翔

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予選:準備不足が招いた予期せぬ結果

朝一番の予選。目標は、速いタイムを出すため#150 赤堀選手の後ろにつき、スリップストリームを利用してタイムを稼ぐことでした。しかし、肝心の準備が間に合わず、予選開始のタイミングでコースインできる状態になく、目標とした赤堀選手に合わせることができません。

結果、ほぼ単独での走行となり、「あっという間に予選が終わってしまった」「タイムを残せなかった」という悔しい感覚のままチェッカーを受けました。短い予選時間でタイムを出すことの厳しさを痛感した瞬間でした。

ところが、モニターに表示された結果はまさかの予選2番手。しかし、この結果にも浮かれることなく、「予選の少ない時間で最高の準備をすることの厳しさ」を深く心に刻みました。

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決勝:経験不足が分けた明暗

予選2番手、フロントローからのスタート。最高の位置から決勝レースを迎えたものの、ここで経験不足が露呈します。

スタートから第1コーナーまでの距離を想定しておらず、ブレーキのタイミングを掴めないままコーナーへ進入。その一瞬の迷いから、3番手の#181 伊東選手に先行を許してしまいました。

その後は、私の方が若干速いペースで走行できたため、伊東選手との距離は離されずに追従。しかし、抜きどころを見極める経験と技術が足りず、決定的な勝負を仕掛けることができません。そのままレース展開が動くことなく周回を重ね、3位でチェッカーを受ける結果となりました。

デビュー戦で表彰台に登壇できたにもかかわらず、ドライバーに残ったのは素直に喜べない悔しさでした。

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レースを終えて — 理想と現実のギャップ、そして成長への誓い

予選・決勝を通じて、「事前の準備不足」がレース展開の全てを左右したという後悔が残りました。

しかし、レース終了後、エースドライバーから力強い言葉をいただきました。「デビュー戦にして表彰台に立てたことは、キャリアにとって非常に大きな経験となるから、もっと素直に喜べ!」という激励の言葉に、ハッとさせられました。

自分自身の厳しい評価基準と、実際の経験値との間に大きなギャップがあることを痛感しましたが、同時にこの「悔しいと感じる向上心」こそが成長の種だと捉え、気持ちが前向きに切り替わりました。

今回、このYaris Cup Noviceクラスに参戦できたのは、チーム監督、エースドライバー、そして日頃から温かいアドバイスをくださるチームミッドレスのお客様、本当に多くの方々からのサポートがあったからです。

まずはレースに出場させていただいたこと、そして惜しみないサポートをいただいた全ての方に心から感謝申し上げます。

デビュー戦で3位を獲得できたこの貴重な経験を胸に、もし次走る機会があれば、この理想と現実のギャップを埋めるべく、さらに上を目指して研鑽を重ねてまいります。

皆様の変わらぬご期待とご声援をよろしくお願いいたします!
Youtube:【2025】11/15(土) Yaris Cup 関東シリーズ③ & Yaris Cup NOVICE 富士大会 決勝
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