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1月31日(土)

GOOD YEAR Dream CUP 富士スピードウェイ

極寒の富士スピードウェイにて「GOODYEAR Dream Cup 2025」が開催
1台のマシンを4人のドライバーで繋ぎ、6時間を走り抜く過酷な耐久レース。チームミッドレスからは、経験豊富なエースドライバー内藤と、その背中を追う3人の若手ドライバー戸上・岡部・田中が参戦

GOOD YEAR Dream Cup 2025
富士スピードウェイ
4.563km(6時間)
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【予選】氷点下の路面、エースが刻んだ執念のラップ

午前8時、静寂の中予選が始まりました。気温は氷点下、路面温度は日向で2℃、日陰では-2℃という、タイヤ本来のグリップを引き出すにはあまりに厳しいコンディションです。

この重要な局面を任されたのは、エースドライバー内藤。タイヤのウォーミングアップに必要な燃料計算を行い、ミスが許されない状況でコースへと向かいました。
セクター3までを燃費走行に充て、タイヤに熱を入れる戦略を。そしてダンロップコーナーの立ち上がりから、いよいよフルプッシュを開始します。

しかし、アタックラップに入ったところで、コース上のトラフィックに捕まる不運に見舞われます。前走車との距離を十分に確保したはずでしたが、予想外の混雑によりクリアラップを取ることができません。
目標としていた5位以内には届かなかったものの、内藤は執念でクラス10位のタイムをマーク。
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【決勝】繋がれたタスキと、意地のオーバーテイク

序盤:燃費とスピードの両立
午前10時、6時間の決勝レースが幕を開けました。スタートドライバーを務めるのは、再びエースドライバー内藤。
ローリングスタート直後、激しいポジション争いの中でタイヤが温まりきらない不安定な挙動に苦しみながらも、レースメイクで後続の若手ドライバーたちのために、タイヤとブレーキを温存。さらに徹底した燃費走行でマージンを作り出し、第2スティントへとバトンを繋ぎました。
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中盤:若手たちの苦闘と学び
第2走者は岡部。プレッシャーから足が震えるほどの緊張感の中、「路面状況が良い序盤に貢献したい」と自ら志願してコースへ。初めて経験する混戦の中、タイムを意識するあまり走路外走行のミスを犯す場面もありましたが、粘り強い走りで無接触のまま周回を重ねます。

続く戸上は、チームに累積した警告により「一度のミスも許されない」という極限のプレッシャー下での走行となりました。慎重になりすぎたことでコーナーでの速度維持に課題を残したものの、自身の弱点と向き合う貴重な経験を積みます。

第4走者の田中は、走行直後に無線トラブルに見舞われるアクシデントに遭遇。監督との交信が途絶える不安な状況下、独力で数周の燃費走行を完遂しました。その後、セーフティーカー(SC)が入ったタイミングで通信を復旧。再開後の混走状態では、持ち前の集中力で格上の車両を相手に堂々たるオーバーテイクを披露しました。
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終盤:エースの猛追、そしてチェッカー
残り1時間半、最終スティントで再びハンドルを握ったのは内藤でした。
「累積警告により、一度でもコースを外れればペナルティ」という、ドライバーにとってこれ以上ないほど過酷な制約。その中で下されたオーダーは、なんと「全開のフルプッシュ(スプリント走行)」。

内藤は、チームの期待と重圧をその双肩に背負い、神がかり的な集中力を見せます。警告を回避しながらも、1台、また1台と順位を上げ、ついに目の前に現れたのはTMCから参戦している神谷が駆る103号車でした。
かつて多くの教えを請うた師である監督との、コース上での真剣勝負。気迫に満ちた監督の走りを前に、高鳴る鼓動を抑えながら鮮やかにオーバーテイクを成功させました。

ファイナルラップ、目の前の車両がスピンするトラブルを間一髪で回避し、ついに9位でチェッカー。
1台の車を4人で守り抜き、最高の結果で6時間を締めくくりました。

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ドライバー総括コメント

内藤 章太
「今回は初めて監督が不在の中、若手3人を指導する立場も兼ねたレースでした。自身の走りだけでなくチーム全体を見る難しさを痛感しましたが、3人が自ら考え、行動し、タイムを縮めていく姿に確かな手応えを感じました。目標とする表彰台の頂点へ向け、2026年シーズンも切磋琢磨し、12月のドリームカップで再びこの4人でリベンジを果たします。」

 戸上 敬介
「自身の技術不足と、精神面での課題を痛感したレースでした。特に混戦時の判断力やコース適応能力において、他のメンバーとの差を強く感じています。今後は走行量を確保し、日常生活から集中力を高める工夫を取り入れ、精神・技術の両面で成長を目指します。エンジニアやスタッフの支えを力に変え、来年はより進化した姿を見せたいと思います。」

田中 凜翔
「チーム戦だからこその不安もありましたが、エースドライバーと共にロガーデータを分析し、少しでも貢献できるよう挑みました。無線トラブルやSCといった不測の事態を乗り越えたことは、大きな成長に繋がったと感じています。新人ドライバーの中でナンバーワンになれるよう努力を続け、次こそはこの4人で表彰台に立ちたいと思います。」

岡部 晃大
「強豪チームが揃う中で萎縮する部分もありましたが、チーム一丸となって優勝を目指した過程は大きな財産です。自身のスティントではタイヤマネジメントやペナルティ管理に課題を残しましたが、この悔しさを糧に、サポートしてくださる皆様へレースの楽しさを発信し続けられるような、強く、魅力あるドライバーを目指します。」
 
Youtube:GOODYEAR Dream Cup 2025 ◆メイン画面
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