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4月28日(日)

Rd1 岡山国際サーキット

神谷裕幸が開幕戦でポール・トゥ・ウィンを達成!
Team midress千葉翔太選手も表彰台にあと一歩の4位入賞を果たす

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2024関西シリーズ第1戦
岡山国際サーキット
3.703km×10周
予選 4月28日(日)天候:晴れ 路面:ドライ
決勝 4月28日(日)天候:晴れ 路面:ドライ
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関西シリーズが新たにスタート!
Yaris Cupは4シーズン目を迎え、シリーズ区分が改められた。これまでは東日本シリーズと西日本シリーズが設けられ、それぞれ7戦で競われていたが、今年から地域ごと細分化されたのだ。5シリーズそれぞれ3戦での戦いとなり、Team midressは岡山国際サーキットと鈴鹿サーキットを舞台とする関西シリーズ、そして富士スピードウェイとモビリティリゾートもてぎを舞台とする関東シリーズに参戦。さらに特別戦「グランドファイナル」を加えた7戦の出場を予定している。
Team midressのエース、#38神谷裕幸は西日本シリーズでこそ2連覇を達成したが、特別戦では3位に甘んじてゼッケン1を返上。お馴染みのゼッケン38に戻したものの、関西・関東シリーズの制覇、そして特別戦も勝って三冠獲得を目指す。
チームメイトの#138内藤章太は昨年の西日本シリーズでは14位と、一昨年より4ポジション上げたが、Vitz Race時代の2019年のフル参戦から今年で6年目。そろそろコンスタントな入賞で、より高みを目指してほしいところだ。
さらに昨年ランキング9位となり、悲願のトップ10入りを果たした、#111千葉翔太選手を筆頭とするTeam midressメンバーとともに全力を尽くしていく。
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神谷がポールポジションを獲得、千葉選手も2列目からスタート!
岡山国際サーキットを舞台とする関西シリーズ開幕戦には、66台がエントリー。予選はいつもどおり2組に分けられ、#38神谷と#138内藤、そして#111千葉選手もB組での走行となった。土曜日のサーキットは早朝に雨が降ったため、スポーツ走行の1回目こそ#38神谷らは走行を控えたものの、その後コンディションは急速に回復し、2回目からは走行を開始。
それでも、雨で濡れて汚れた路面にセットがマッチせず、#38神谷は1分59秒800でB組の2番手だったが、午後に行われた専有走行では、気温が上がったためタイムそのものは下がってしまう。それでも2分0秒484を記し、同じ2番手ながらもトップとの差は短縮した。このセッションでは#111千葉選手も2分0秒588で3番手と、発進は上々。
その一方で、#138内藤は車両トラブルに見舞われ、対策を施したくともパーツがなく、走らずして無念のリタイアとなってしまった。
予選の計測は15分。しかも1周が短く、コース幅の狭い岡山国際サーキットとあって、誰も待機することなく、一斉にコースイン。気になるのは初夏を思わせるような高い気温だが、それは逆にタイヤのウォームアップを短時間で済ませられることでもある。#38神谷と#111千葉選手は連なってピットを離れ、計測1周目から早くもアタックを開始する。アウトラップで前との距離も程よく開けたことによって、#38神谷はさっそく2分0秒162を記録してトップに立ち、#111千葉選手も2分0秒457で3番手に!
もう1周、アタックに行くと、#111千葉選手は離れてしまい、2分2秒331に留まるも、#38神谷はセクター1、セクター2で自己ベストを記録しており、2分切りを果たせるか注目された。だが、Wヘアピンでわずかながらもブレーキングミスを冒してしまい、2分0秒159と期待どおりのタイムとはならず。2人ともこれでアタックを終了、もちろん以降に上回るタイムを出す者はおらず。またA組トップのタイムを上回ったことから、#38神谷がポールポジションを、そして#111千葉選手も、5番グリッドの好位置から決勝レースに臨むことになった。
そして、さらに……。B組2番手のドライバーが車両規定違反によって失格となり、#111千葉選手は繰り上がって3番手、2列目からのスタートに! 揃って表彰台に立つことも決して夢ではなくなった。
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#38 神谷裕幸のコメント
「路面は練習の時と似ていて、昨日の夜、いろいろシミュレーションして、いろいろ考えてまとめて。そのとおりに行けたんですが、走りの方はうまくはまとまっていなかったですね。それでもポールポジションを獲れたので、良かったです。うまくいけば9秒台、入ったんじゃないかな? 力を入れすぎてブレーキアシストが2回入っちゃって…。Wヘアピンでふたつブレーキアシストを入れちゃったので、だいぶロスしているはず。でも、これだけ差がありますから、決勝も大丈夫だと思います」
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#111 千葉翔太選手のコメント
「神谷さんに着いていって、うまくスリップストリームがもらえたことと、去年からシミュレーターで自分のダメなところを改善するように練習してきたので、その成果をすごく活かせたという感じがしますね。狙いたいですね、表彰台は無理でも、入賞は。はい、頑張ります!」
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独走するまでには至らなかった神谷。しかし、その理由は……
予選と決勝を日曜日に行う1デイイベントのため、予選終了からわずか2時間余りで、決勝レースのスタート進行が始まった。気温はさらに上昇し、うっすら汗ばむまでに。
注目されたスタートは、ポールシッターの#38神谷がしっかり決めて1コーナーへのホールショットに成功。さらに#111千葉選手のダッシュも鋭く、1コーナーの立ち上がりで鼻の先だけながら、2番手に浮上する。しかし、モスSに並んで入るも、相手の伸びが良くアトウッドでは3番手に後退。それでも後方から来る猛者たちを、1周目は#111千葉選手は封じ込んだ。
1周目を終えた時点での#38神谷のリードは1秒3にも達し、そのまま後続を引き離していくものと思われた。一方、#111千葉選手は2周目に入っても後続の猛攻をしのぎ続け、固いガードで先行を許さず。しかし、3周目のバックストレートで並ばれ、ヘアピンで4番手に落ちてしまう。
一方、#38神谷はというと、リードを広げるどころか、終盤に入ると2番手との間隔が1秒を切っているではないか。ピンチなのか? いや、そうではなかった。抜かれない自信があったがゆえの省エネ走行だったのだ。最後まで後続のプレッシャーを感じることなく、#38神谷は10周を走り抜き、ポール・トゥ・ウィンを達成。新生・関西シリーズの初戦をこの上もない結果で終えることになった。
そして、#111千葉選手は逆に背後からの猛攻を受ける状態だったにも関わらず、4番手をキープ。表彰台にはあと一歩のところで届かなかったが、自己最上位となる4位を獲得した。
また、#120堀内秀也選手がCVTクラスで、久々のシリーズ復帰を果たすと、予選ではCVTトップで総合でも28位を獲得。決勝でも同クラスのライバルを一切寄せつけず、圧勝した。CVTクラス2位は#85目出し帽選手でTeam midressの上位独占ともなった。
Team midressとして挑む、次回のレースは関西シリーズ の第 2 戦、岡山国際サーキッ トで 6 月 9 日に開催される
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神谷裕幸のコメント

「ずっと、すべてを温存しながら、ブレーキもタイヤも。でも、ちょっと動きがナーバスでしたね、路面温度がけっこう上がっていたので、そこが原因じゃないかと。ファステストラップは持って行かれたようですが、後ろはスリップが効くので、仕方ないですね、それは。今年もいい調子で行けそうです!」

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千葉翔太選手のコメント
「スタートはめちゃくちゃ良くて、2コーナーで少し出られるかなと思っていたら、思いのほか向こうの伸びがその先で良くて、抜かれてしまいました。その後も1台に抜かれ、ずっと後ろに着かれちゃって、守るレースでもあったので、悔しくもありましたが、普段とはけっこう違う風景が見られました。前の人たちは本当に速いので、次からもクルマをばっちり仕上げていくしかないかな、と思っています」
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堀内秀也選手のコメント
「久々のシリーズ参戦になります。CVTクラスにしたのは、チームの方から『誰か、欲しい人いますか?』ってなって、その時たまたまお酒も入っていたので、ついつい『買います〜』って(笑)。勢いで買っちゃいました。まだ詰めきれていないところがあって、もっと研究してマニュアルに近づけるように頑張りたいと思います」

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2024 関西シリーズRd.1 岡山 RESULT

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