

Rd4 オートポリス
神谷裕幸4位に終わるもランキングトップを守り、ポイント差をさらに広げる!
Team midressの千葉翔太選手は初ポールを奪い大躍進!
オートポリス 4.674km×9周
予選 6月11日(日)天候:曇り 路面:ドライ
決勝 6月11日(日)天候:曇り 路面:ウェット

オートポリスの表彰台に2戦連続で揃って立てるか!?
Yaris Cup西日本シリーズは、早くも全7戦のうち4戦目。シリーズは折り返しを迎えた。前回の第3戦もオートポリスで開催されたが、このレースはチームミッドレスにとって、記録にも記憶にも残ることになった。
#1神谷裕幸がポール・トゥ・ウィンで2連勝を飾り、さらに#136内藤章太も予選で2番手、そして決勝でも3位と、初めて揃って表彰台に上がったからだ。特に#138内藤は、過去の最上位が7位だっただけに大躍進となり、大いに自信となったはず。これをきっかけに、絶えずシングルでゴールできるようになって欲しいものだ。
今回のエントリーは32台と、前回から4台増加。チームミッドレスの快進撃を止めようと、ライバルもより力を入れてくるのは間違いない。もちろん迎え撃って、「九州2連戦」を最高の締めくくりとすることが、何よりもの目標だ。

神谷のお株を奪った、千葉選手が一発を決めた!
ただでさえオートポリスは、山中にあるため雨や霧に見舞われやすく、前回も土曜日の専有走行がキャンセルになっていた。加えて、このレースウィークは梅雨時である上に、台風3号が接近中。エントラントの誰もが絶えずウェットコンディションで走ること、さらにタイムスケジュールの大幅変更も覚悟していたハズだ。
しかし、予想に反して土曜日まではドライコンディションが保たれ、しかも気温は高くなかったため、#1神谷が前回の決勝中に更新したレコードタイム、2分23秒817を自ら上回ることが期待された。実際のところは、専有走行では2分24秒628を記録する4番手に留まり、「今ひとつ」と語った。#138内藤も2分25秒432で10番手とする一方で、気を吐いたのがTeam midressメンバーの#111千葉翔太選手で、2分24秒682は#1神谷に準ずるタイムだった。願わくは、3人でトップ争いをしてほしいところだが……。
予選は日曜日の早朝9時から開始され、またも路面は未明に降った雨がウェットパッチを残すも、ほぼ乾いている状態。あえて#1神谷はコースオープンから1分半ほど経過したところから走行を開始する。単独での走行で、まず2分24秒324をマークして4番手につけるも、直後に#1神谷のタイムを上回ったばかりか、一躍トップに立ったのが#111千葉選手だ! スリップストリームを理想的に使い、2分24秒074をマークできた#111千葉選手は走行を早々に終了してピットイン。#1神谷はもう1周するも、タイムが伸びず5番手となった。
#138内藤はすぐにピットを離れ、さっそくアタックを開始するも、位置取りに恵まれず2分25秒155を記した後、続いてのアタックも2分25秒158とわずかながらもタイムダウン。11番手に終わった。
結局、最後まで#111千葉選手のタイムは破られることなく、初のポールポジションを獲得した。

#1神谷裕幸のコメント

#138 内藤章太のコメント

#111 千葉翔太選手のコメント

「九州2連戦」ラストは、揃ってほろ苦の展開に……
予選の後に強く降り出した雨は、瞬く間に路面を濡らし、決勝レースのスタート直前は小雨に変わっていたが、「やがて止んで乾いていくだろう」というのがチームミッドレス的な見立てだった。そこで完全なドライセットで臨むも、これが裏目に出てしまう。雨は徐々に強くなっていったからだ。
決勝。威風堂々と最前列グリッドに並んだ#111千葉選手は、スタートも決めて1コーナーにトップで進入。#1神谷もスタートは良く、1台をパスするが3コーナーで順位を落としたばかりか、1周目のうちに、もう1台の先行を許してしまう。そして#138内藤は1コーナーの大渋滞で、ふたつ順位を落としていた。
濡れた路面に暴れるマシンを、なんとかなだめながらトップを守り続けていた#111千葉選手だったが、それも4周目のジェットコースターストレートまで。その後、徐々に順位を落とすことに。そして、その周の最終コーナーでは#1神谷の前でスピンがあり、うまく回避して5番手に。続く5周目の3コーナーでも1台を抜いて4番手に。6周目の1コーナーで3番手の車両が軽くオーバーシュートしたのに乗じて3番手に上がる。しかし、#1神谷の進撃もそれまで。次の周の3コーナーで抜き返されてしまったからだ。
その間にトップが逃げ、2番手以下は縦一列に。その次の集団で先頭のマシンを追いかけながら、11番手に順位を戻していた#138内藤だったが、相手は百戦錬磨のドライバー。なかなか逆転を許してくれなかったばかりか、8周目の100Rで迫ってきたドライバーと接触。耐え切れずコースアウトした#138内藤は、23番手に後退してしまう。
最終的な順位は、#1神谷が4位、#111千葉選手は6位。#138内藤もその後のリカバリーを許されず23位のまま。「九州2連戦」のラストは、前回とは対象的な展開となってしまった。
次回、第5戦は鈴鹿サーキットで、7月15〜16日に開催される。#1神谷のリードは41ポイントにまで広がり、展開次第によっては早々と連覇が決まる可能性さえある。

神谷裕幸のコメント

内藤章太のコメント
