

Rd5 岡山国際サーキット
神谷裕幸が3位入賞、4戦連続で表彰台に上がる
内藤章太は連続入賞ならず。しかし、バトルの中で多くを学ぶ
岡山国際サーキット 3.703m×10Laps
予選 10月16日(土)天候/曇り 路面/ドライ
決勝 10月16日(土)天候/曇り 路面/ドライ

2ヵ月ぶりの開催となったYaris Cup
本来ならば、これが最終戦となるはずだった、岡山国際サーキットが舞台のYaris Cup西日本。しかし、新型コロナウイルスの第5波拡大の影響によって、9月11〜12日に開催予定だった鈴鹿サーキットでの第4戦が11月28日に延期されたため、2ヵ月以上のインターバルを開けて第5戦が先に10月16日に開催されることとなった。
今回もチームミッドレスは社員ドライバーである#38神谷裕幸、#138内藤章太を中心に、サポートドライバーたちとともに臨む。ここまでの3戦、いずれも表彰台に上がっている#38神谷ながら、まだ優勝に恵まれておらず、もちろん目指すは今季初優勝。そして#38内藤は前回のオートポリスで10位に入っているだけに、連続入賞に期待がかかる。なお、今回はエントリーが50台に達したことから、西日本シリーズ単独のレースとして初めてコンソレーションも設けられた。

神谷は2番手を獲得するも、内藤は無念の17番手となった予選
前回のオートポリスでは暑さを感じさせたが、2ヵ月も過ぎると今度は涼しさを感じさせるように。そんな第5戦もまた、予選と決勝を土曜日のうちに行う1デイ開催となっていた。金曜日には特別スポーツ走行、専有走行が行われたが、#38神谷はいずれも5番手で、#138内藤は12番手と15番手でトップ10の壁を超えられず。ことに#38神谷は、86/BRZ Raceとの初めてのWエントリーということもあって、ドライビングの切り替えがうまくいかずにいた。
しかし、予選本番になると、しっかり修正してくるのが#38神谷のすごさでもあった。計測1周目に2分0秒509をマークすると、次の周には2分0秒231にまで短縮を果たして2番手に。いったんピットに戻るも、チェックも兼ねて再度アタックを試みる。しかし、タイヤのピークは過ぎており、2分0秒725を出すに留まったが、チェックはできたことで納得の様子。
一方、#138内藤は2分フラットを目標とするも、2分1秒832、2分1秒450を記すのが精いっぱい。やはりピットに戻った後、再度アタックをかけるも、2分1秒922でタイムダウンとなり、17番手という結果に終わる。

#38 神谷裕幸のコメント

#138 内藤章太のコメント

抜けない岡山に、手を焼いた決勝レース
開幕戦以来となるフルグリッドとなった、決勝レースは10周での争い。ポールシッターの#99大島選手に優勝を許してしまうと、次の鈴鹿でのレースを待たず、チャンピオンを獲得されてしまう可能性もある。なんとしても前に出たかった#38神谷ではあったが、スタートでの逆転はならず。それどころか、後続の1台にヘアピンで先行を許してしまう。
その間に差を広げた#99大島選手を、3台で争いつつ徐々に近づいていき、中盤からは後続車両を引き離して三つ巴のトップ争いへ持ち込んだものの、それぞれミスを犯さないため、逆転の決め手を欠いてしまう。その結果、#38神谷は3位のままフィニッシュ。優勝した#99大島選手のシリーズ戴冠を許すこととなった。
一方、スタートでのポジションキープには成功した#138内藤も、オープニングラップのうちに1台に抜かれ、18番手にダウン。その後は右フロントからの振動に悩まされた。順位変動こそ許されなかったものの、集団の中で激しいバトルを経験したことは、今後の大きな糧になるはずだ。なお、上位にペナルティを課せられたドライバーがいたことから、ひとつ順位を上げることとなり、予選と同じ17位という結果を残すこととなった。
冒頭でも触れたとおり、Yaris Cup西日本シリーズの今季最後のレースは、11月28日に鈴鹿で開催される。もちろん、#38神谷にはランキング2位の維持が、#138内藤には今季2度目の入賞が期待される。


神谷裕幸のコメント

内藤章太のコメント
