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6月19日(土)20日(日)

Rd2 鈴鹿サーキット

神谷がポールポジション。決勝ではまたしても無念の2位
着実に成長を感じさせる内藤は、15位でゴール

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2021西日本シリーズ第2戦 
鈴鹿サーキット
5.807km×8Laps
予選 6月20日(日)天候/晴れ 路面/ドライ
決勝 6月20日(日)天候/晴れ 路面/ドライ
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チームミッドレスのホームコース決戦

大盛況だった開幕戦から、2週間のインターバルで早くも2戦目を迎えたYaris Cup。鈴鹿サーキットを舞台として、6月19〜20日に西日本シリーズの第2戦が開催された。富士スピードウェイで行われた前回のレースのエントリーが91台にも及んだのに比べれば、42台の今回は少なく感じてしまうものの、それでもフルグリッドにあと一歩。あらためてYaris Cupへの高い関心度を感じさせることとなった。

今回も社員ドライバーである#38神谷裕幸、#138内藤章太を中心に、チームミッドレスはYaris Cupに挑み、サポートドライバーとともに揃って上位入賞を目指す。ここ鈴鹿は、言うまでもなくチームのホームコースだけに、そのお膳立ては完璧に整えられていた。

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日曜日早朝にスケジュールを改めて行われた予選

本来、予選は土曜日の午後に行なわれるはずだったが、激しい雨に見舞われてしまい、全体のスケジュールがディレイを重ね続けた結果、回復が見込めないということでキャンセル。日曜日の早朝に行われることとなった。

20分間の計測はそのままに、8時35分から予選が行なわれ、未明まで降り続いた雨が路面の一部を濡らしていたものの、走行にはまったく支障のない状態に。むしろ上空には青空が広がり、路面温度が上がっていくのは明らかだったことから、#38神谷は早めのアタックを試みる。

その狙いは的中。計測1周目に#38神谷は2分46秒181をマークし、トップに躍り出る。その後、2周走行し、いずれも2分46秒台を記録するも、タイムアップできなかったことから、いったんピットイン。残り3分で再びコースインすると、奇しくも最大のライバルであり、第1戦のウィナー#99大島和也選手の背後に。2分46秒295をマークするに留まり、やはりタイムアップは果たせなかったものの、最初に出したタイムを誰も上回ることができず、#38神谷がポールポジションを獲得することとなった。

#138内藤は計測2周目に2分48秒100をマーク。次の周は2分48秒817でタイムダウンとあってピットに戻るが、これが#38神谷とほぼ同時タイミング。#38神谷とともに再びコースインし、引っ張られる格好で記したタイムは2分47秒403で、それまでのタイムをコンマ7秒も更新し、15番手にまで浮上することとなった。

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#38 神谷裕幸のコメント

「路面は完全にドライでした。ニュータイヤの一発を単独でやってみて、足りなければスリップ狙いで行こうと思っていました。あまりいいタイムではなかったのですが、みんな上がってこなかったので、ポールが獲れて良かったです。最後、大島選手の後ろを走ったのは、作戦です。プレッシャーかける意味もあったし、決勝に対しての様子も見られたし。結果オーライで良かったです」
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#138 内藤章太のコメント

「最後に、神谷さんに引っ張ってもらったおかげではあったんですが、その前、途中でミスしてしまって、タイムを落としていて。それだけじゃなく完全に位置どりを間違ってしまって、トラフィックにも引っかかっていました。それで一度ピットに戻ったら、たまたま神谷さんもいて、出そうだったから後ろついていこうと。チャンスを生かせました。しっかりバトルして、順位を上げていきたいと思います」
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またもシフト不調に涙を飲んだ神谷

当初の予定では12時30分にスタートするはずの決勝レースは、スケジュールの大幅変更により、13時55分からとなった。周回数は8周のままで変わらず。早朝の予選と比べれば、上空の雲はやや多めになったが、むしろちょうどいいコンディションになったと言うべきだろう。

好スタートを切り、#38神谷は1コーナーへのホールショットに成功。しかし、背後には#99大島選手がピタリと食らいつき、オープニングラップから後続を引き離し、早くも一騎討ちの様相を呈するように。しっかり#38神谷がガードを固め続けていたものの、トップを走ることが許されたのは3周目までだった。

またもミッション不調に見舞われた#38神谷は、4周目のシケインで#99大島選手の逆転を許し、それでも少しも遅れずについていったものの、6周目の130Rで痛恨のシフトミスが。これにより離されてしまい、2戦連続の2位という結果に留まった。

一方、#138内藤はスタートを決めたものの、前方での混乱を避けたがゆえにポジションを落とし、オープニングラップ終了時には18番手。その後、前を行く車両の後退で順位を上げた後、3台で14番手を競い合うこととなる。後続との差は十分あるため、前だけに集中できる好状態でもあった。そしてチャンスは最終ラップのシケインで訪れた。ここで1台をかわして15番手に浮上し、そのままチェッカーを受けることに。予選と変わらぬポジションではあったが、しっかり競り合いながら結果を残せたのは間違いない。

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神谷裕幸のコメント

「またギヤが入らなくて、『なんだろうな』って……。終盤、離れたのは130Rで4速に落とそうとした時、6速に入っちゃって、入れ直そうとして今度は2速に入って。その後は普通に走れたので、たぶん大丈夫だと思うんですが、ちょっと追いかけるようなペースではなかったですね。タイヤはきつくなかったので、シフトミスさえなかったら展開も変わっていたと思います。2戦連続で落としているので、何か考えないといけないですね。特に今回は十分なテストができていなかったのも、苦戦の要因だと思います。次戦のオートポリスまで時間があるので、鈴鹿で練習して対策を考えたいと思います」
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内藤章太のコメント

「スタートで順位を上げたんですけど、前方で混乱があって、そこに引っかかってしまって、自分は順位を落とすことになりました。その後、3台でバトルして、ついていくだけの速さは手に入れつつあると思うんですが、やはりまだ状況判断だとか、特に鈴鹿は狭いコースなので、抜きどころとか、チャンスを逃さない嗅ぎ分ける力をつけないダメですね。最終的にシケインで1台抜きましたが、自分の中ではポジションダウンだと思っていますし、今回は自分がダメでした。次はもっと良くするために、しっかり考えていきたいと思います」
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TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2021西日本シリーズRd.2 鈴鹿  RESULT

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