

Rd9 岡山国際サーキット
得意とする岡山で、まさかのトラブル発生!
それでも#38神谷裕幸は、意地の2ポイント獲得
クラブマンシリーズEXPERTクラス 3.703km×12Laps
予選 10月16日(土)天候/曇り 路面/ドライ
決勝 10月16日(土)天候/曇り 路面/ドライ

Wヘッダーで大量ポイント獲得のチャンス到来!
本来ならば、岡山国際サーキットの第7大会(Rd.9/Rd.10)の前に、8月28〜29日に十勝スピードウェイで第5大会(Rd.6/Rd.7)が、そして9月18〜19日に鈴鹿サーキットで第6大会(Rd.8)が開催されていたハズのGR 86/BRZ Race。だが、新型コロナウイルス感染拡大・第5波の影響によって、第5大会は延期され、第6大会は中止になっていた。そのため、シリーズは2ヵ月以上のインターバルを経て、ようやく再開ということになった。
チームミッドレスが#38神谷裕幸を擁し、臨むのはクラブマンシリーズのEXPERTクラス。ここまでの5戦、#38神谷は富士スピードウェイの第2戦で優勝を飾り、スポーツランドSUGOの第5戦で2位を獲得。その結果、目下ランキングではトップとは7ポイント差の4位につけている。今回もWヘッダー大会とあって、最大44ポイントの加算が可能。岡山国際サーキットといえば、#38神谷にとってはVitz Raceの頃から走り込んでいる、いわばホームコースも同然とあって大躍進の期待がかかっていた。

エンジントラブルに見舞われた予選
Wヘッダー大会のレース1は、予選、決勝ともに土曜日に行われた。本戦に先駆けて金曜日には特別スポーツ走行と、専有走行がそれぞれ30分間の計測で行われ、#38神谷はいずれも4番手に留まっていた。これは今回、Yaris CupとのWエントリーであったため、ドライビングの切り替えに戸惑っていたからだ。しかし、本番に向けてしっかり修正されていたのは、先に予選を行なっていたYaris Cupでは2番手につけていたことで明らか。もちろん86/BRZ Raceでも、冴えた走りを見せてくれるものと思われた。
セオリーどおりであれば、計測1周目からアタックして、さらにWヘッダー大会であるから、もう1アタックしてセカンドベストタイムをしっかり記録する必要がある。だが、#38神谷の最初のアタックは練習で記したタイムにも及ばぬ1分51秒990で、その時点でのトップとのコンマ7秒落ち。次の周には若干の短縮を果たしたものの、それでも1分51秒833と、やはり不本意なタイム……。
いったんピットに戻って調整し、再びコースに臨むも1周駆け抜けるのが精いっぱい。その結果、ベストタイムでは13番手、セカンドベストタイムでは10番手に沈んでしまう。その原因は、エンジン不調であった。

#38 神谷裕幸のコメント

粘りに粘って、なんとか9位入賞果たす
大きな不安を抱えて臨んだレース1こと、第9戦決勝レース。しかし、やれるだけの対策はやっただけあって、#38神谷はスタートから絶対的な集中力を発揮した。まずスタートで1台をかわし、12番手に浮上。さらにオープニングラップの中団にありがちな大渋滞を巧みにかわして、9番手に躍り出ていたからだ。
しかし、レースが落ち着き出すと、#38神谷のストレートが伸びを欠いているのは明らか。ポジションはそのままであるものの前から離され、後続への防戦一方となっていた。コーナーでは決して引けを取っていないのだが……。
最終ラップで、前を行く2台が絡んで失速。これが千載一遇のチャンスとなるかと思われたものの、エンジンにパンチを欠くため、抜ききるまでには至らず。最後のストレートでもコンマ05秒及ばなかったが、それでも9位でフィニッシュして、貴重な2ポイントを獲得することとなった。
