

Rd3 オートポリス
神谷が2年ぶりのオートポリスで、5位入賞
OPENクラスで佐々木敬規選手が初優勝飾る!
クラブマンシリーズEXPERTクラス 4.674km×10Laps
予選 6月13日(日)天候/くもり 路面/ドライ
決勝 6月13日(日)天候/くもり 路面/ドライ

神谷がYaris Cupと合わせ、6月3連戦の2戦目に挑む
GR 86/BRZ RaceのクラブマンシリーズEXPERTクラスに、チームミッドレスから臨む#38神谷裕幸にとって、6月はまさに激動のレース月間となった。1週間前に富士スピードウェイでYaris Cupを戦ったばかりで、そして今週はオートポリスでGR 86/BRZ Race。さらに1週間後には鈴鹿サーキットで、再びYaris Cupを戦う予定であるからだ。
気持ちの切り替えの早さには定評のある#38神谷とあって、メンタル面の不安はそれほどないだろうが、果たしてフィジカル的には? いや、そんなあらぬ心配より、前回のGR 86/BRZ Raceでは2位でゴールし、繰り上がって優勝。逆にYaris Cupの初戦ではトップを快走するも最終ラップで逆転され、無念の2位となっている。したがって、今度こそトップでチェッカーを受けたいという気持ちが、圧倒的に高まっているに違いない。
昨年はコロナ禍でチームがシーズン上半期の活動を休止していたため、#38神谷にとってオートポリスでのレースは2年ぶり。静かなる闘志を前面に打ち立てた、激走をきっと見せてくれるはずだ。

タイヤ内圧がコンディションに合わず、予選は4番手に
今年のGR 86/BRZ Raceは、どうにも天候に恵まれず、レースウィーク通じ、ずっとドライコンディションが保たれたことは過去2戦いずれもなかった。オートポリスの第3戦も例外ではなく、#38神谷は木曜日から練習を開始したが、雨は降ったりやんだりを繰り返していた。
最終チェックとなる土曜日の専有走行にいたっては、EXPERTクラスのみフルウェットとなる始末。ここで#38神谷は2分21秒092を記録して6番手に。願わくは、予選、決勝ともにドライコンディションが保たれること。幸い、長期予報では高い降水確率を告げていたのが、実際に日曜日が近づくにつれ、好天に向かっていた。
実際、日曜日のオートポリスは灰色の雲を浮かべていたが、切れ間からは青空も見えるほどとなり、少なくとも予選は雨の心配はなさそうだ。20分間の計測で行われる予選に、#38神谷はワンタイミング置いてコースイン。いつもどおりワンアタックにすべてをかけ、2分13秒660を記録して、その時点での2番手につけることとなった。しかし、セッション後半の方が若干温度も下がったこともあり、ふたりのドライバーが#38神谷のタイムを上回ったことから、4番グリッドからの決勝レースに臨むことが決定した。
「昨日より路面温度もあったし、同じぐらいの内圧で行ったんですけど、全然グリップ感がなくて。想定よりコンマ1秒遅くて、『なんなんだろう』って感じです。昨日の雨でだいぶ路面がリセットされちゃって、合わせきれなかったようで。難しいですね、オートポリスではいつも内圧を外すんですよ。データの少ないサーキットなので、仕方がないですけど、とりあえずセカンドローなので、決勝は雨が降らなければ……という感じです」

地元ドライバーの渋滞に巻き込まれ、惜しくもポジションアップならず
久々のワンデイレースということもあって、慌ただしくタイムスケジュールは進んでいき、予選を終えてから3時間あまりで、決勝レースを迎えることとなった。引き続きコンディションはドライ。#38神谷が願っていたとおりの状況となっていた。
しかし、#38神谷はスタート直後に1台に抜かれ、5番手から追撃を開始。前を行く車両とトップグループを形成するが、2番手の地元ドライバーは、月に2〜3回はオートポリスを走っているという超強者。ペースは決して良くはないのだが、徹底したブロックラインを走行して、#38神谷ら後続を頑なに抑え続ける。その間にトップは逃げていく。
隙間をこじ開けるようにして、1台、また1台と地元ドライバーをかわしていき、今度は#38神谷の番。だが、スローペースゆえに、序盤に離していた6番手の車両も近づいてきて、違った形での一触即発状態になってしまう。
逆転の決め手を最後まで欠いた#38神谷は、ポジションキープのまま5位でゴール。やや悔いの残るレースとなってしまった。
次回のレースは今季初の2レース制で、7月24〜25日にスポーツランドSUGOで開催される。目下の#38神谷のランキングはトップと13ポイント差の3位。大量得点を果たし、さらなる躍進を期待したい。

神谷裕幸のコメント


#95佐々木敬規選手は初のオートポリスで初優勝!
