

Rd2 鈴鹿サーキット
55台エントリー中、チームミッドレスは13台!
#120堀内秀也選手が殊勲の3位表彰台に上がる
5.807km×8Laps
予選5月11日(土) 天候/晴れ 路面/ドライ
決勝5月12日(日) 天候/晴れ 路面/ドライ

予選はスリップストリームがカギ
CVT車は制御が入り苦戦
CVT車は制御が入り苦戦
5月11日~5月12日、TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Raceの関西シリーズ第2戦が鈴鹿サーキットで行われた。チームミッドレスからのエントリーは13台。総エントリー台数(55台)が多いため、予選はA、B、2グループに分かれて行なわれ、チームミッドレスの最上位につけたのがAグループの#120堀内秀也選手。2分47秒164をマークし、Aグループ2位。Aグループ1位の選手が全体のトップとなり、3番グリッドを手に入れた。
#120 堀内秀也選手のコメント
「ポジションが良く、前のクルマのスリップを使わせてもらいながらみんなでアタックという感じでした。ドライビングを合わせ込みきれず、トップの峯さんのタイムにコンマ1秒届かなかったのが悔しいですが、久しぶりのレースで2番手のタイム、3番手のポジションにこられたのは素直にうれしいです。上位3台でいい勝負ができるようにポジションをつくれたらと思います」
その堀内選手のおかげで好タイムがマークできたと語るのが同じAグループの♯55松本健二選手。2分47秒838をマークし、Aグループ5位。堀内選手に続くシングルグリッド(9番)となった。
♯55 松本健二選手のコメント
「練習の時から堀内さんの後ろにつき、動きを勉強しながら、データロガーでいろいろやったおかげでいいところにいけました。決勝では落ち着いて前のクルマについていき、上位にいきたいです」
また、開幕戦に引き続き当社の社員ドライバー、#138井村太委智選手と#238内藤章太選手が出場。どちらも自らドライバーに名乗りを上げたという期待の社員で、緊張しながらもレースを楽しんでいるのが伝わってくる。予選結果は井村がAグループ16位(31番グリッド)、内藤は24位(48番グリッド)。

#138 井村太委智のコメント

#238 内藤章太のコメント

トップ集団は手に汗握る攻防戦
2台がシングルでチェッカーを受ける
2台がシングルでチェッカーを受ける
堀内秀也選手のコメント
「展開はほぼ狙い通り。前半にタイヤを温存し、後半まで一応トップ争いができました。ただ、抜けるだけの速さはなく、後ろで待つことになってしまいました。あれだけ4台がダンゴのようになっちゃうと、抜きに行くと逆に抜かれちゃいます。後ろの黒田さんに追いつかれたのは想定外でしたね」
9番グリッドからスタートした♯55松本選手は10位で1周目を通過するが、上位のコースアウトもあり、2周目に8位へ。前方で6位争いが白熱しており、松本選手は徐々に接近。集団に加わり2台にプレッシャーをかけるが、8位でチェッカーを受けた。
松本健二選手のコメント
「3台連なり走っていたのですが、前の2台が争っていたので、狙っていました。抜ききることはできなかったですが、本音を言えば、もっと上に行きたいです。いかんせん、ぼくはまだレースが下手。勉強して次に備えたいです」
また、31番グリッドからスタートした#138井村は、集団の中で自分の走りができず、27位でチェッカー。レース後、自分の走りに納得できないと悔しさをあらわにした。
井村太委智のコメント
「前も後ろも終始ダンゴで、正直まともなラインで走れませんでした。最後の最後、シケインで突っ込みすぎてしまい、3台ぐらいに抜かれてしまいました。自分の集中力が足らなかった部分でもあるので、今後はプレッシャーに負けず、自分でレースをコントロールしながらレースができればと思います」
最後尾(48番グリッド)から「マニュアル(MT車)を食う」と意気込んでスタートした#238内藤は43位。公約通りマニュアル(MT車)のヴィッツをオーバーテイクし、見せ場を作ったが、CVTの制御が入ってしまい、抜かれてしまったという。
内藤章太のコメント
「プレッシャーに負けてミスしてしまいました。レースは楽しかったですが、難しいのと悔しいなというのがあります。今回の悔しさと経験をバネに、より一層頑張りたいと思います」
第3戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、7月28日(日)に行なわれる。