

Rd4 岡山国際サーキット(併催:OKAYAMAチャレンジカップ)
2018関西シリーズ最終戦
チームメイト同士の熱いバトル
関西シリーズ 3.703km×10Laps
予選・決勝10月14日(日) 天候/晴れ 路面/ドライ

予選で思わぬ苦戦をする
チームミッドレス
チームミッドレス
ネッツ中部チームミッドレスが挑む「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2018関西シリーズ」の今季最終戦となる第4戦が10月14日、岡山国際サーキットで開催された。
今回は10台がエントリーし、秋晴れのさわやかなコンディションの中、43台による激しいタイムアタックが予選で繰り広げられた。チーム最上位は堀内秀也選手。しかし、ここまでの3戦すべてトップ10につけていたのに、今回は11番手とあって「原因もパッと思い浮かぶものはなくて、ちょっと悩んでいます。前後のバランスは悪くなかったし、そんなに走っていて『ここが悪い』というのはなかったんですが。これからデータを見て、原因を探します」と表情は固い。


持てる技を繰り出し
クリーンなバトルを展開
クリーンなバトルを展開
決勝レースでは堀内選手と市川選手が、チームメイト同士でスタートからゴールまで激しいバトルを繰り広げた。まずオープニングラップのうちに、ふたりは順位を入れ替えて市川選手が11番手に浮上。そのまま激しいテール・トゥ・ノーズ状態で競い合う。ともに手の内を知り尽くした相手とあって、勝負はとてもクリーン。堀内選手も無理にねじ込んだりせず、競い合ううちに後続も遅れていって、ふたりの戦いに専念できるように。
そんなバトルに動きが生じたのは6周目。市川選手のアトウッドコーナーでのわずかなミスを見逃さず、続くバックストレートでスリップストリームを使って、エンドのヘアピンで堀内選手はインを刺す。ここでの逆転は果たせなかったが、次のリボルバーコーナーとバイパーコーナーの間でクロスラインをかけて、堀内選手が逆転に成功!その後、市川選手も遅れをとらず再逆転の機会を待ち続けたが、ミスなく堀内選手は最後まで走り抜き、それぞれ11位、12位と予選順位のままチェッカーを受けることになった。

11月24〜25日のグランドファイナル
「自分のペースは前の人たちより速くなくて、最後追いつくこともできず、いいところなく終わっちゃいました。でも市川くんとはいいレースができて、接近戦もできたので、そこは面白かったですね。リボルバーからバイパーにかけてクロスラインを取って、なんとか前に出ることができました」と堀内選手。一方、市川選手は「スタートはうまく決まったので、一生懸命前についていこうと思ったんですが、トップ集団はやっぱり速くて、離されないように維持するのが精いっぱいでした。そんななかでアトウッドのところでオーバーステアが出てしまって、立ち上がりの加速が鈍ったのが原因で、堀内選手に抜かれてしまって。そういうミスを次回からはなくして、結果が残せるように頑張っていこうと思います」と語っていた。
シリーズはこれで終了。しかし、ヴィッツレーサーたちにはもう一戦、グランドファイナルという戦いの場が残されている。全国のドライバーが富士スピードウェイに集結して、日本一のヴィッツ使いを決めるレースは、この上もなくエキサイティング!ネッツ中部チームミッドレスのドライバーたちにとって、最高の閉幕となることを期待したい。そんなグランドファイナルは、11月24〜25日に開催される。
