

Rd7 十勝スピードウェイ(併催:北海道クラブマンカップ)
痛恨の3戦連続5位フィニッシュ
クラブマンシリーズ 決勝レース 3.40587km×14Laps
予選8月19日(日) 天候/晴れ 路面/ドライ
決勝8月19日(日) 天候/晴れ 路面/ドライ

全9戦中上位5戦の有効ポイント制では
表彰台に立つことが何より重要
表彰台に立つことが何より重要
シーズン後半に2連戦として開催される十勝ラウンドは、いつもチャンピオン争いを大きく左右してきた。昨年は神谷裕幸選手が前戦に続いて2戦連続ポール・トゥ・ウィンを決め、2レース目でも3位表彰台に立ち、チャンピオン獲得へ大きな弾みを付け、見事チャンピオンに輝いている。
今シーズンは全9戦のうち、上位5戦の有効ポイント制となっている。そのため少ないポイントをコツコツと重ねてもチャンピオン争いにはプラスにならない。表彰台の上に立った位置と回数で決まるといっていい。だから優勝か、リタイヤか、という極端なレースをしている選手のほうが、チャンピオン獲得の可能性は高くなるのだ。
ここまで#0神谷裕幸選手は優勝2回、2位1回。対する#70庄司雄磨選手は優勝2回、2位2回となっている。神谷裕幸選手としては、その差を十勝で詰めておきたいところだ。
第7戦は個別の予選を行なわず、第6戦の予選のセカンドベストタイム順に決勝グリッドが決まる。そのポールポジションは、神谷裕幸選手が獲得した。つまり2回のタイムアタックを上手く揃えることができた、ということだ。高いレベルで安定した速さを見せるためには、ドライバーの技術だけでは不十分で、チームの総合力も重要になる。ミッドレス+神谷裕幸選手のパッケージが、高い競争力を持っていることを証明して見せた。
ポールポジションを獲得したことで、オーバーテイクの難しい十勝スピードウェイでは、有利なレース展開が期待できる。ミスや突発的なアクシデントがなければ、そう簡単にポジションを奪われることはない。絶好のチャンスだ。
予選2位にはライバル#70庄司雄磨選手、3位は第6戦優勝の#84橋本洋平選手、4位には#521中島佑弥選手、そして5位に#25水谷大介選手というスターティンググリッドとなった。

2年連続チャンピオンに黄色信号
残り2戦、連勝するか、優勝+2位が必須
残り2戦、連勝するか、優勝+2位が必須
そして決勝レース。スタートを決めた神谷裕幸選手は、トップのままライバルたちを引き連れてレースが始まった。しかし、その直後、速度を失った神谷裕幸選手は4コーナーで、#70庄司雄磨選手に先行を許してしまう。まさかのマシントラブルか? しかし2周目のタイムは1分37秒168で、庄司雄磨選手を上回る。
4周目の1コーナーで、6位からスタートして3位に上がっていた#771菱井將文選手にオーバーテイクを許す。しかし追いかけることはできない。この頃からペースが苦しくなり、周りのドライバーに対して劣勢になっていたのだ。6周目に橋本洋平選手、12周目に水谷大介選手に先行され、5位にポジションを落としてしまう。
優勝は庄司雄磨選手、2位に橋本洋平選手、3位は菱井將文選手となった。神谷裕幸選手は3戦連続の5位に終わった。

庄司雄磨選手が3勝目を挙げたことで、神谷裕幸選手の2年連続チャンピオンに黄色信号が灯ってしまった。残り2戦、神谷裕幸選手は2連勝するか、優勝+2位(庄司雄磨選手以外が優勝)でなければ、チャンピオン争いから脱落する。また2連勝が最低条件となる橋本洋平選手を加えた3人が、チャンピオンの可能性を残している。
逆転でのチャンピオン獲得を目指し、ミッドレスと神谷裕幸選手は残り2戦に懸ける。

神谷裕幸のコメント
1位 #70 庄司雄磨 98p(109P)
2位 #0 神谷裕幸 78p(88P)
3位 #84 橋本洋平 72p(73P)
4位 #25 水谷大介 71p(84P)
5位 #771 菱井將文 51p
6位 #713 松原怜史 41p(42P)
※ポイントは上位5戦の有効ポイント。( )内は総ポイント。