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7月21日(土)・22日(日)

Rd5 富士スピードウェイ(併催:ザ・ワンメイクレース祭り SUMMER)

フロントローからのスタートも不運が重なり5位に終わる

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2018第5戦 富士スピードウェイ
クラブマンシリーズ 決勝Aレース   4.563km×10Laps
予選7月21日(土)  天候/曇り 路面/ドライ
決勝7月22日(日)  天候/曇り 路面/ドライ
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クラブマンのエントリー台数
過去最高のなんと110台!

 全9戦で行われるTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2018。そのシーズン折り返し点となる第5戦が、7月21日(土)~22日(日)に開催された。場所は、トヨタにとってホームコースといえる富士スピードウェイ。チーム・ミッドレスと#0神谷裕幸選手には、昨年の第7戦、第10戦と2連勝中のサーキットでもある。

 例年よりも早めに梅雨は開け、真夏のような強い日差しがサーキットを加熱していた。クラブマンシリーズのエントリー台数は、過去最高となる110台! プロフェッショナルシリーズと合わせると150台もの86&BRZのワンメイクレースマシンが集まり、その熱はさらにヒートアップしていた。

 フルグリッドが45台となる富士スピードウェイでは、予選上位の決勝Aレースと予選下位の決勝Bレースを実施したとしても、出走できるのは合計90台。つまり20台が予選落ちで土曜日で終了となってしまう。クラブマンシリーズのドライバーは、まずは予選を突破しなければならない。

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予選1組のトップタイムをマーク
予選2番手でフロントローを確保

 予選1組の神谷裕幸選手は、予定通りトップタイムをマーク。しかし、シリーズランキングを争う#70庄司雄磨選手が予選2組で神谷裕幸選手のタイムを0秒068上回り、ポールポジションを獲得。さらに予選3組では今シーズン不調だった2016年チャンピオン#713松原怜史選手がトップとなり、3番グリッドからのスタート。4番グリッドにはライバル#25水谷大介選手が納まった。

 110名のクラブマンシリーズドライバーのトップを争うレースにふさわしいメンバーが顔を揃えた。エキサイティングなレース展開が予想されるが、予選後の神谷裕幸選手はライバルたちとのレースを楽しみにしているかのようだった。

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 「タイムアタックに入って、1コーナーで思ったよりもクルマの向きが変わらなくて、タイムロスしてしまったんですね。それが庄司選手とのタイム差になりました。まぁ、ポールポジションはどっちかだと思っていたので、ちょっと残念ですね。明日のレースはフロントローからのスタートなので、前に出られるようにがんばります」
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ホールショットを奪った直後に
1コーナーの立ち上がりで失速

 決勝Aレースは12時、曇り空ではあるものの、照りつける太陽は路面温度が60℃を超えるほどに熱していた。ドライバーにとっても、マシンにとっても、そしてタイヤにとってもハードなコンディションとなった。

 フルグリッド45台で決勝がスタート。2番グリッドから上手くスタートを決めた神谷裕幸選手は、ポールの庄司雄磨選手を後ろに従えて、1コーナーにトップで進入していく。神谷裕幸選手にとって、ベストなシナリオが始まっているように見えた。

 ところが次の瞬間、目を疑うシーンが展開された。1コーナーの立ち上がりで庄司雄磨選手がトップを取り返したのだ。通常、そんなオーバーテイクは起きない。マシントラブルか?

 続く2周目には、水谷大介選手、松原怜史選手、そして7番手スタートの#84橋本洋平選手にも先行を許し、5位へとポジションを落とした。その後も先行車を追いかけた神谷裕幸選手だったが、その差はジリジリと拡がっていく。それでも、なんとかポジションを落とすことなく、5位でチェッカーフラッグを受けた。

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 結局、庄司雄磨選手がポール・トゥ・フィニッシュで優勝。2位には橋本洋平選手、3位に水谷大介選手という表彰台となった。庄司雄磨選手は神谷裕幸選手と同じく、今シーズン2勝目となり、シリーズポイントでも2ポイント逆転され神谷裕幸選手は2位となった。

 次戦は8月19日、第6大会となる十勝スピードウェイ。第6戦と第7戦のダブルヘッダーであり、この2連戦での結果がチャンピオン争いに大きく影響することは間違いない。

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神谷裕幸のコメント

「スタートは抜群だったんですけど、1コーナーの立ち上がりで3速にシフトアップする時にギアが弾かれてしまって入らず、それで庄司選手に先行されてしまったんです。そのまま庄司選手に付いていったんですけど、2周目の1コーナーの立ち上がりで水谷選手に前に出られて、その時の場所取りが悪くて後続にパスされ、5位まで落としてしまいました。水谷選手の後ろに入りたかったんですが、松原選手がピタッと付いていて入るスペースがなかったんですね。後半勝負と思って走っていたんですが、今度はストレートが伸びなくなってしまい、少しずつ離されてしまいました。ランキングは2位になりましたけど、2連勝するつもりで北海道・十勝に行きたいと思います」
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team midress staff voice

メカニック 斉藤和紀さん(GR Garage midress豊田)
「今年からGR Garage midress豊田に配属になり、レースにも1年間メカニックとして参加することになりました。昨年まで普通の店舗のスタッフだったんですが、2回ほどレース研修という形で参加したことがありました。ヴィッツレースの開幕戦から、86BRZレースを含めて全てのレースでメカニックを担当しています。やっとレースにも慣れてきましたね。研修の時とは違って、自分たちが中心になってチームを引っ張っていかなければならないので、責任を感じるところでもありますし、その分だけ、やりがいもありますね。神谷裕幸選手は、会社の先輩でもあるんですが、『クルマとは何か?』みたいなところから、いろいろと教えてもらっています。そういう面でも、本当に勉強になります」
■POINT
1位      #70      庄司雄磨  72p
2位      #0        神谷裕幸  70p
3位      #25      水谷大介  59p
4位      #713    松原怜史  36p
5位      #84      橋本洋平  35p
6位      #305    水野 大     29p

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2018 Rd.5 FSW

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